小学4年生のミチオは欠席した同級生「S君」の家で首吊り死体を発見する。しかし、警察が駆けつけたときには死体が消え去っていた。
その1週間後、別の生き物に姿を変えたS君がミチオの前に現れ、「自分は殺された」と訴えて死体探しを懇願する。ミチオは妹とともに事件の調査を始めるが、やがて周囲に潜む狂気と、あまりにも切なく衝撃的な真実へと行き着く。
京都の美大生・高寿は、電車のなかで一目惚れした女性・愛美に声をかける。2人はすぐに意気投合し付き合い始めるが、愛美はなぜか時折、先のことが分かっているかのような奇妙な涙を流す。
やがて高寿は、愛美から「2人の時間は逆方向に流れている」という驚くべき秘密をつげられる。
すれ違う時間のなかで、たった30日間だけ重なり合う2人の運命と、切ない恋の奇跡を描いた物語。